いざ転職をしようとして辞めたものの、どこも採用してもらえずに悩んでいる…。
転職活動が思いのほか厳しくて、どうすれば良いのかまったく分からない…。
転職に関する悩みを抱えている人は、とても多いのではないでしょうか?
「転職なんてしなければ良かった」「あのまま働き続けておけば良かった」
おそらく多くの人は、一度はこんな風に感じたことがあるのではないでしょうか?
会社に出戻りをする人について調べてみると、意外にも多いことが分かります。
辞めた社員をもう一度雇用するのは、企業にとってメリットが無いように感じるかもしれません。
ただそこには、きちんとした理由があって、企業も出戻り社員の再雇用を受け入れています。
会社に出戻る人はどんな人なのか、その経緯や理由について見ていきます。
出戻り転職を受け入れたことがある会社は72%
エン・ジャパンは、社員の出戻りを受け入れたことがあるかについて調査しています。
一度退職した社員を再雇用したことがあるか?という質問を企業に行ったところ、72%があると答えているのです。
>企業の出戻り(再雇用)実態調査2018。
https://corp.en-japan.com/newsrelease/2018/13243.html
この調査は2018年に行われた数字であり、2016年にも同じ調査を行っているのですが…。
2016年のときは67%だったので、5ポイント増加していることが分かります。
なぜ企業は出戻り社員を受け入れて、再雇用をするに至っているのでしょうか?
アンケート調査によると、以下のようなものが上位として挙がっています。
即戦力を求めていたから…72%
人となりが分かっているため安心だから…68%
本人に強い復帰の意志があったから…39%
中途採用が難しいから…23%
採用・教育コストを押さえたかったから…18%
企業側も人を雇うのに苦労していることが、アンケート調査から垣間見えてきます。
新しく人を採用するのはコストがかかり、さらには簡単に辞めさせることができません。
見知らぬ人を採用するよりは、昔働いていた社員を採用した方が良い、という判断なのでしょう。
元いた会社に出戻りできるのはこんな人
会社に出戻りする人は意外と多いですが、すべての人ができる訳ではありません。
以下のような条件を満たしている人が、実際に出戻りをすることができます。
・成果や実績を残していた人
・元同僚と関わりがある人
・円満退社した人
逆に出戻りしたいと願っても叶わない人は、以下のような人たちです。
・会社を辞めるときにケンカ別れした人
・勤務において普段から問題行動があった人
・周りとコミュニケーションが取れない人
企業にとってメリットを感じることができれば、出戻りも1つの選択肢です。