今日のテーマは「在宅だと効率よく業務ができます!という主張と採用に関して」についてです。
今回は在宅=リモートワークがテーマです。
「猫が病気なので在宅したいです!」
前にとある会社の社長と打ち合わせしていたときの話です。
『「猫が病気なので在宅したいです!」と社員が在宅ワークを要求して言ってきた』
と愚痴をいう社長の話を聞きました。労務管理的な部分なのでその企業によって異なるのですが、その際には「いろんな社員がいて社長も大変ですね」とだけ返していたのですけど、結果としてその社員はすぐ結婚退職になったそうで退職したそうです。
社長が言うには
『ほんとに結婚退職おめでとう、です。人生の岐路の祝福できることはいいことだよ。ただ、「猫が病気なので在宅したいです!」というので数カ月認めてあげたものの、これは経営判断の大失敗で今でも反省している。入社1年ちょっとなので能力も非常に低い割に成長意欲も低く、正直仕事の扱いが難しく人件費も赤字だった中での猫在宅希望、社員に確認しても確変は難しいけどプライドだけ高い社員だった。どう扱えばいいか悩んだけど、退職はよかったと思う。
ただ今後は数字と成果を元に、在宅希望者には業務委託契約に巻き直すなどの業務変更込で、業務改善書面も出して、しっかりしたマネジメントを行わないと経営責任放置になるなと感じた。ちょっと甘かったので反省だし、教訓にして社員にも同様の話を最近よくするようになった』
と今後の課題を話してくれました。
労務管理面での課題も多い在宅ワーク
労務管理面での課題もいろいろ多い、在宅ワークですが、
「在宅だと効率よく業務ができます!」
言っても誰かが結局間接業務をしないといけなくて、在宅やってる社員よりも時間給が高い上司が担当してたりしますし、誰かの教育や指示などもその上司が関わっていたりして、おかしなか形になっていたりします。
また、こういう社員に限って報告・連絡・相談のホウレンソウさえまともにできておらず、無駄な管理コストを上司に押し付けていたり、連絡レスが遅かったり質問の回答が洩れてたり抜けてたりして再確認を要求したりする必要があったりします。こういうのを全部理解したうえで、「在宅だと効率よく業務ができます!」言ってほしいというのもありますし、そもそも1日作業もかからないでしょう、みたいな仕事が2、3日かけて報告上げたりします。
他の会社がやっている、給料低いしルールが厳しい、通勤時の電車ではおしゃべりしていて感染リスクが高い、とリモートワーク主張はいろんな場所でありますし、「在宅だと効率よく業務ができます!」のような主張もたまにはあるのでしょう。
けど、時間の問題で会社からは居なくなるでしょう、気付くべきはルールをしっかり守って多少の結果を出さないと評価判断の基準にもならないことで、給料上がらないし在宅認めてもらえないのも一緒であって、それは次の職場で頑張るしかなかったりします。
ストレスかかる!と思う場合にはきっと、上司はその数倍から数十倍ストレスを抱えていると思うのがだいたいの企業では正解です。気を付けましょう。
まとめ
ツイッターのCEOに就任したイーロンマスクさんも「リモートワークは認めない」と就任早々言って、業務改善を図るとともにどんどんと改善を行っています。コミュニケーションが必要な業務はマネジメントだけでなく、エンジニア同士も同じだったりしますので、リモート最高とはなかなかならないのでしょう。
今回は「在宅だと効率よく業務ができます!という主張と採用に関して」に関してでした。