資格取得に向けて勉強中の場合は履歴書に書いて良い
履歴書を作成する時点で資格取得に向けて勉強中の資格がある場合は、履歴書に書いても問題ありません。記載する際は、項目の最下部に、取得年月は空欄で、正式名称に続けて「取得に向けて勉強中」と書きましょう。書き方に関して詳しくは、以下のとおりです。
・記入する場所は、項目の最下部
・「○○の資格取得に向けて勉強中」と記入
・資格は正式名称を記載
・試験日が決まっている場合は「○○年○○月取得を目指しています」「○○年○○月取得予定」などと書く
・取得年月は空欄のまま
・応募先企業と関連性のない免許や資格は記載しない
「応募先企業の業務に関連性がある資格」「企業が欲している資格」などであれば、勉強中であっても向上心があることのアピールになり、好印象を与えられる可能性があります。しかし、何でも勉強中と書くのは避けるのがベター。記入する前に、その資格が本当に応募先企業とマッチしているのかを考えてから書くようにしましょう。
免許・資格欄を記入するときの6つのポイント
最後に履歴書の免許・資格欄に記入する際の6つのポイントをご紹介します。以下のポイントを押さえて履歴書を作成しましょう。
1.取得した年月順に記入
応募先企業の業務と関連性の高い免許・資格から書く方法もありますが、基本的には取得順に書くのが一般的です。取得した年月は、合格証明書や合格通知書に記載されているので、履歴書に記入する前に確認しておきましょう。
2.年号を統一する
履歴書に資格の取得日を記載する際は、年号を統一してください。年号が統一されていないと、読みにくい印象を与えてしまいます。統一されていれば、年号は和暦・西暦どちらでも問題ありません。
3.正式名称で記入
「漢検」や「英検」など、略称で記入することは避け、以下を参考に正式名称で記入しましょう。
4.必要な免許・資格を取捨選択
応募先企業の業務と関係のない資格、役に立ちそうにない資格は記載しなくてOKです。「この資格があるならほかに活かせる企業があるのでは?」「統一性がなく本当にしたいことが見えてこない」など、採用担当者にマイナスな印象を与えてしまう可能性があります。企業側の視点に立ち、取捨選択して記入するようにしましょう。
5.嘘は書かない
「免許・資格の項目に書けることがない…」という人は、正直に「特になし」と書いて問題ありません。免許・資格の有無が、採用基準のすべてではないのです。しかし、応募条件の欄に免許・資格が提示されている場合は、その資格を持っていることが前提となるので、注意して応募しましょう。
希望の職種が一貫している場合や、入社日までに期間の余裕があれば、短期間でも取得可能な資格を勉強してみるのも一つの方法です。
6.「以上」は書かない
履歴書では、学歴や職歴の項目の最後には「以上」と書きますが、免許・資格の欄には必要ないので注意しましょう。