転職活動をする際に大切なこと
一昔前は、就職することは就社であり、転職する人は根性がない人間がすることだと言われていただき時代がありました。高度経済成長などの際は、面白いように給料は上がり、未来はあると信じている方が多かったと思われます。しかし、昨今の経済事情を考えるのに、無理やり現在の仕事にしがみつくのが正解とは言えないように感じられてきました。
転職活動をする際に大切なことは大きく二つあります。一つ目は何のために転職するかです。今働いている職場が辛すぎて、メンタル不調が現れていて、職場が何もしてくれない。あるいは休むと怒られるというようなブラック企業である場合は、所謂逃げの転職もありだと思います。年齢が若いならばチャンスがあるのではなく、40代、50代の転職も十分可能です。
あるいは、他にやりたいことが見つかって転職をすることもありです。長年お世話になった職場を去るのは勇気がいるかもしれないですが、一度方向性を決めてブレないようであればチャレンジしてみてください。
二つ目のポイントは、やりたいこととやりたくないことを明確にすることです。これまでの環境、人間関係を断ち切り、どういった方向に進みたいのかを箇条書きでよいので、メモ帳かノートに書き出してみてください。すると、その行動だけでもやや頭の中がスッキリすると思います。
生活費に余裕をもって転職しよう
給料アップが絶対条件なのか、土日休みなどの福利厚生が大事なのか。人それぞれでどれが正解ということはありませんので、自分で答えを出すための参考にしていただけたら幸甚です。
よく言われるのが、会社を辞める前に次を決めてからの方がよいとのことです。この意見は真っ当ですが、先に述べたブラック企業で仕事をしていて不調がある場合は下手をすると働けなく可能性もありますから、最低三ヶ月、できれば半年以上の生活費がまかなえる貯金を用意して退職されてください。ブラック企業だと心の余裕がなく、判断することが難しい場合もかなりあると思います。転職がうまくいくことを祈念しております。