今日のテーマは「ビジネスバラエティ番組による視聴率と実際の乖離」についてです。
前にあったビジネスバラエティ番組の話
メディアなどやいろんな場所でもリモートワーク称賛記事が多いのですが、その反動もあって最近ではリモートワークで業績が落ちたので、ハードワーク称賛企業も増えています。
何でもそうですけど、怠けて努力しないでうまくいけば苦労しません。
この前もリモートワークではないのですが、とある企業を紹介していてその企業というのが
・従業員が遅刻するとか休暇を取るとか報告を禁止したことによって
・離職率が減ることで習熟度が上がって能力向上が図られて
・結果として業績があがったというような会社の話です
バイトは時給制なのでちゃんと来るらしく、そういった仕組みはまた新しい形だなと、そんな紹介で締めくくられていました。いろんな会社があるものです。
圧倒的に多数派のマスをターゲット
テレビでもメディアでもターゲットとしているのは圧倒的に多数派のマスをターゲットにしています。なので人事担当や採用担当側の管理側を想定していない、というのが当たり前の話であって、遅刻も休暇も連絡なしでいい会社と思う求人層なんて「基本働きたくない社員・バイト」になってくるので、そういったターゲットだから視聴率が稼げたり、数字が取れたりするんです。
いつの時代も「楽して稼ぎたい」欲があるから変な儲け話にひっかかる人が耐えないわけですし、テレビ局でもメディア運営者でも誰から数字を取るのかを意識していますので、マネジメント層はそういった意味でターゲットではありません。ビジネスバラエティ番組はこのへんを気を付けないと鵜呑みにするといけません。
企業の採用担当者視点で考慮する
必死に毎日働いて働いて、上司や顧客からも指摘や叱責をもらいつつ詫びて頭を下げて、何とか何とか日々頑張って多くもない給料もらって土日も仕事が残ってるので調べたりして、みたいな経験は社会人で真っ当に仕事している人には誰もが通る道と思います。
受験勉強と一緒で、社会人の下積みから逃げて楽な道を進むと進んでいるようで道がどんどん細くなり最後が崖が待っていて、下積みの苦労で逃げず頑張ることは結果として道が広がっていくのです。まずは一歩ずつ一歩ずつ、です。良い人材にする周囲の我慢と努力も大事ですが、こういった思考や考え方がしっかりできている若手は僅か1年程度でも確変して、急激に成長します。
とはいっても、こういったケースはなかなかメディアに出てこなかったり、テレビでは全然面白くなく受けないし視聴率もよくなさそうなので放映されないのが通常なのですけど。バンステーションのこのメディアは、求職者向けにも採用担当者様向けにも記載をしているので、実際に求職者だけに受ければいい内容でなく、企業の採用担当者はこんな視点を持っている発想を読んでいただければより転職活動も成功しやすいのではと思います。