今回は大事な年収の話です。転職で年収が下がる許容範囲ですが、仕事や業務を頑張って転職活動をしたにもかかわらず、結果として年収が下がる場合があります。
転職を機に年収アップを狙っていた人にとっては受け入れ難いことですが、一方で10％程度の年収ダウンは許容範囲として受け入れる方もいます。こういった方たちの思考ですが、
どのような場合に、年収が下がるのを許容できるのでしょうか、一般的な話を下記では紹介したいと思います。
キャリアプランに基づいたキャリアチェンジ
年収が下がる許容範囲は、年収が下がったときのストレス以上の見返りがあるかどうかで決まると思います。
年収が下がっても仕事の自由度が上がったり、自分のキャリアプランに基づいたキャリアチェンジであったりすれば、年収が下がるストレス以上に仕事の面白さを感じられて、受け入れられるかもしれません。仕事人生の中では、年収よりも、自分の時間を自由に使えるかどうかのほうが優先順位が高かったという場合は当然あります。今日は頑張って働くけど、明日は全く働かないといった、仕事のペースを自分で決められるかどうかが重要というような方ももちろんおられますし、家族との時間や子供との時間を大切にしたい場合には当然年収は下がってしまいますが、会社勤めのストレスからは完全に解放され、満足してる方も多くいます。
年収が下がるストレスや後悔をずっと引きずってしまうようなら、おそらく次の転職をすることになるでしょう。
このように考慮しますと、年収が下がる許容範囲は金額以外の要素も大切なので、自分の中の優先順位をしっかり決めておくのがおすすめです。
望んだキャリアチェンジ
年収が上がるような転職事例もありますし、業界によっては平均年収の高い業種や職種へ転職すると年収はすぐあがることもあります。逆もまた同じなので、平均年収の少ない業種や職種へ転職してしまうと、自分の設定した年収ダウンの許容範囲を大きく超えてしまいます。しかし自分が望んだキャリアチェンジであればいいですし、転職先の会社が将来大きな成長を見込めるのであれば、リスクを取って転職するのもありでしょう。
自分の資産状況から許容範囲を考える
家族おらず、すでにたくさんのローンを組んでいるような場合などでないとき、住宅ローンや教育ローン、生命保険など、月々の支出がいっぱいあって支払いに固定されていない状況で、貯金など生活資金がある場合は年収ダウンを受け入れやすい状態と言えます。例えば自分の両親の関係で、介護離職をしてこれまでのキャリアとは無関係の仕事に就いたような場合には、年収の下がり幅は50％を超えることもあります。ただ家族といえば介護の悩みだけでしたし年齢もまだ20代だったのでいいかなと、許容範囲と思えたのは、生活費や家賃を除く月々の支払いがほとんどなく、当面生活できる貯金もあったので問題ないような場合、その場合には許容範囲だったりします。
家族のローンなど、外せない月々の支出が決まっている状況であればあるほど、年収が下がることを許容できなくなりますし、10％の下げでも許容できないと思います。転職によって年収が下がるのを許容できるかできないかは、収支状況や資産と密接に関わってきます。
年収が下がるストレス
年収が下がるストレスは必ずあります。
また、自分自身が転職成功しても、年収が下がるストレスや後悔をずっと引きずってしまうようなら、おそらく次の転職をすることになるでしょう。年収が下がる許容範囲は金額以外の要素も大切なので、自分の中の優先順位をしっかり決めておきましょう。