転職市場で中途採用の募集が多い時期は?何月ごろがピークになる?

転職市場で中途採用の募集が多い時期は?何月ごろがピークになる?

新卒の人が入社する時期は4月で、これはどこの会社もほとんど変わりません。
一方で、中途採用の場合は年間を通じて募集を行っていて、入社時期はバラバラです。
中途採用はいつ頃に募集が多くて決まりやすい、といったことはあるのでしょうか?
転職活動を効果的に行いたいときは、いつごろ活動すれば良いのでしょうか?

転職市場における繁忙期と閑散期について、順番に見ていきたいと思います。

中途採用の求人が多い時期と少ない時期について

中途採用の募集を出す時期は、企業によって大きく異なってくるのですが…。
年間トレンドはほとんど変わることなく、だいたい似たような数字で落ち着きます。
中途採用の年間トレンドは、以下のように感じで推移していきます。

・中途採用市場が活発な時期(1月~4月、6月~7月、9月~11月)
・中途採用市場が落ち着く時期(5月、8月、12月)

1月~4月はもっとも活発な時期

求職者・企業ともに、1年でもっとも動きが活発になるのが1月~4月です。
特に1月が年間を通じてもっとも多く、たくさんの求人募集と応募があります。
なぜ1月がもっとも多くなるのかについては、以下のような理由があります。

・3月末に退職できるように、1月ごろから求人を探す人が増える(求職者)
・転職をしようとする人の獲得のために、企業が積極的に求人を出す(企業)

お互いの需要と供給がマッチする最適な時期が、1月ということになります。
4月になると企業は新卒入社の受け入れに力を注ぐため、求人が減っていきます。

採用が落ち着くのは5月、8月、12月

これらの時期はそれぞれ長期休暇があるため、採用が鈍くなる傾向があります。

5月…ゴールデンウィーク
8月…夏季休暇(お盆)
12月…年末年始休暇

ただし求職者側の視点で見たときに、普段はあまり入って来ない人が参戦することがあります。
日頃、会社で忙しく働いている人が、長期休暇を使って転職先を探すケースも多いのです。

転職がしやすい時期まで待った方が良い?

求人が増える時期まで待った方が良い?そんな風に感じる人も多いかもしれません。
1月~4月の求人数が多いのはあくまで全体の傾向、ということに留意する必要があります。
転職の時期は人によって始める時期やタイミングが、それぞれ大きく異なります。
求人募集は年間を通じて行っているので、まずは実際に見てみるのが良いでしょう。

企業が求人を出すのは各々のタイミングであり、1月を狙っているわけではありません。
求職者としては、良い求人に巡り合って内定を勝ち取る、というのがもっとも大きな目標となります。
まずはたくさんの求人を見て、実際に応募してみてはいかがでしょうか?