採用タイミングと事業成長に関して
業態によって利益率も原価も異なるので一概に給料や賞与の話をしずらいのですが、通常少人数で仕事を行っている場合には利益率が高くなるのが普通です。ただし、人材が企業成長に必須などの場合には、将来に向けた投資が必須になってくるので採用活動などによって利益率が低くなることも当然です。
また、大企業を目指して社会にインパクトを与えたいと考える場合には、経常利益率を減らしてでも拡大志向で採用活動を行う場合もあります。なので採用タイミングはかなり企業動向に左右されると言えます。
だからこそ、特定の企業に就きたいと思っても現在就職中であれば、そのタイミングにめぐり合うのはなかなか難しいというわけです。
仕事を仕事外でも思考できるか否かで差異がつく話
仕事できるとできないの違いでいえば、週5で8時間40時間を仕事している以外にも、頭を使ったり感覚を養ったりすることが挙げられます。
結果が出ればそれは構わないのですが、いつでもどこでも仕事をしろではないにしろ、散歩しながら思考するとか、シャワー浴びながら思考するとか
頭で思考することはどこででもできるわけです。そのようなしつこさというか執着というか、思考時間が物事の差異が出てくるものと感じます。
例えばですが、商法の手形法などで出てくる「河本フォーミュラ」という言葉があります、「手形法における悪意の抗弁」というもので、手形を学ぶと
必ず出てくるのですが、この「手形法における悪意の抗弁」=河本フォーミュラなんかを、悪意の抗弁として「それは河本フォーミュラだね」などと
いきって言ってしまう法学部生がいますが、いわゆる勉強以外も勉強してるというのはこういうことです。
同様仕事でもしぶとくしつこく思考を積み重ねると、思考が乗算的に増えていきますしさらには可能性がどんどん増えていきます。若者ではなく
年配の方の経験が豊富で能力が高いとかいうのは、思考が積み重なり守るべきものがあることも相まって可能性を見出すことが可能だからです。
課題があったときにその課題を解決する方法を過去に経験しているとか、そしてその解決方法を具体的に有効なのかの理由を関係者や上司に説明できる場合には、基本的には
組織を動かしたり人を説得できる強い人材になります。このような能力を持つには、やはり思考を積み重ねさらに、過去の成功体験をしっかりと言語化して具現化、実践していることの
繰り返しに尽きるわけです。週休2日や週休3日で8時間仕事、これで仕事の成果が出て優秀になるのなら世の中の全員が優秀になっている、というのは正しい感覚です。
ワークライフバランスの言葉が流行っているからこそ、本当に優秀で成長できる人材は自分の能力を高めるための自己投資をかけているのが通常です。
ワークライフバランス
ワークライフバランスを重視する転職者、というフレーズは企業採用担当からすれば必ずしもいい印象を抱きません。
もちろん、ワークライフバランスは大事ですが、企業側の視点をしっかり考慮することも転職時には大事なことかと思います。